気がつけばもう2月。1年始まりの4分の1はほんにあっという間過ぎてしまうもんですね。1月は行ってしまう、2月は逃げてしまう、3月は去ってしまう、とは上手く言ったもんです。2月11日は建国記念の日。「建国をしのび、国を愛する心を養う」との趣旨のもと国民の祝日として定められたそうな。2月11日は第二次世界大戦前までは『紀元節』だったんです。ちなみに紀元節とは、初代天皇である神武天皇が即位された日が旧暦1月1日元旦、新暦2月11日であった(と古事記や日本書紀には記されているが、史実とは考えられない。)ことから、1873年(明治6年)宮中の祭典として定められました。戦後、紀元節は皇室の祭日であったことから、天皇色を排除するというGHQの意向により1948年(昭和23年)に廃止。その後復活の気運が高まり1966年(昭和41年)新たに『建国記念の日』として定められ、翌年1967年(昭和42年)より適用となりました。実に19年ぶりの復活!と相成ったわけです。ところで“建国記念日”ではなく“建国記念の日”と“記念”と“日”との間にはわざわざ“の”が挟まっているのにお気づきでしょうか。その理由や如何?“建国されたという事象そのものを記念する日”であるとも解釈出来るようにとの配慮からなんだそうで。日本人お得意の“玉虫色解釈”ってやつですかねぇ。せやけど“建国を記念する”より他にどうない取りようがあるんやろか?(^^;)。この『建国記念“の”日』、元々の紀元節である2月11日以外にも候補日があったそうな。たとえば5月3日憲法記念日とか、4月3日聖徳太子の十七条憲法発布の日、4月28日サンフランシスコ講和条約発効の日、1月1日元旦、8月15日終戦の日、4月1日会計年度初日、1月3日元始際etc.で、世論調査の結果2月11日が良いとの回答が50%近くを占めたことから、現在の2月11日に制定されたのだとか。紆余曲折あったにせよ、やはり建国した日があるに越したことはない。どの国にだって国が生まれたお誕生日くらいはある。母なる国土を愛し祝ってあげたい、と思う心これ人情。それに一日お休みも増えることだし←これ重要(^^)v
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